指導者論№1 甲子園出場監督との出会い
この2日間で現高校野球の監督とお会いする機会を得ました。一人は、名門報徳学園の現監督。今回の選抜甲子園のプロ注目投手対決の花巻東高校大谷投手と大阪桐蔭高校の藤波投手との対決をテレビ解説した後の忙しい中、お会いすることができました。もう一人は通信制高校で初の甲子園出場となった地球環境高校の監督と大会前の緊張と指導の忙しい中でお会いできました。
報徳学園の事例からケアの大切さ
報徳高校の永田監督からは、ピッチャーのケアの大切さを聞くことができました。有名な岩崎先生を筆頭としてチームドクターや接骨院に通わせているという話は、Jボーイズの設立趣旨と実態に通じるものがありました。練習試合での多投を禁じたり、公式戦ではシビアに投げさせるが、それでもチームドクターからのストップについては実践するという話は、勝ち負けも大事であるが、大事なピッチャーをつぶすわけにはいかないというとっても共感できる話でした。
また、報徳学園は学力にも力を入れており、野球部の中で学力向上も目指しているとのことでした。今の筑波大学のレギュラーもいると聞いて、その学力の高さを痛感しました。学力の落ちる子どもに対して学習会を開いたりもしているそうです。
我がJボーイズの選手も見習ってほしいものばかりでした。
地球環境 甲子園出場から次のステップへ
地球環境高校は、通信制の高校で初の甲子園出場を勝ち取りました。羽鳥監督は、塚原青雲高校でも2度甲子園に導いています。その風貌からは穏やかな人に見えますが、3度甲子園に導いていることから、グランドでは厳しいところもあると思えます。
塚原青雲時代、大阪からボーイズの選手を集めて甲子園に出場しましたが、この地球環境高校では関東の方が近く、親御さんの応援を考えたら最近は大阪からは取りづらいと語っていました。というのは、東京など関東地方からは3時間程度、大阪からは7時間くらいかかり、応援に来てもらうには気が引けると語っていました。監督の優しさが垣間見れた瞬間でした。また、大会中で初戦を戦っていない、忙しい中でお会いしてくれたことを光栄に思います。
現在、1学年15~18名程度で、選手は大学進学を重んじているといいます。学校の方針で大学に行くことを前提に選手を取っているとのことでした。また、監督は今の高校野球は投手が145キロ以上を出さないと中々、甲子園で勝ち進まないこと。しかも、150キロ近い球を簡単に打ち返す選手が多くいることなど近代野球に関して脅威を感じる。スピード以外の何かに価値を見つけられる野球になってほしいとの言葉が印象的でした。
学力の向上を痛感しました。